「一度きりの人生、やりたいことやらなきゃ損」って言うけど無理

一度きりの人生だからこそ、慎重になるでしょ

昔から「人生一度きりだから後悔しない人生を送ろう!やりたいことをやろう!」というフレーズを耳にしていますが、今まで違和感しかなかった。

人生一度しかない!という部分は理解できる。だが、一度きりだからこそ、失敗のないように慎重に慎重に人生を送るもんなんじゃないの?と思う。

自分の中では人生は最後の一機のマリオと同じだから、Bダッシュもしないし、危なっかしいことはしない。安全に行く。せめて1UPキノコを取るまでは。というくらいの気持ち。

これが昔からどうにも違和感しかないフレーズだった。

そんな中40歳を超えたころから考え方が変わってきた。

人生100年時代の中、健康寿命が80年としたら、折り返し地点を超えたあたりからだ。

そもそも、自分の中では「冒険する」か「安定か」の極端な2択しかなかった。そりゃ、安定を選ぶでしょ。

なので、このあたりまでなんの疑問もなかった。

情報時代になり知りたいことはすぐ知れる

ちょうどその時コロナが流行しはじめ、働き方や生き方、人との接し方が激変したため、今後の人生を含め色々なことを考え直す機会になった。

YouTubeで色々な価値観や生き方を知るいい機会になった。

そこから何がしたいか(何がしたくないか)を考えることが始まった。

これからは仕事・プライベート含め色々なことを経験したいという軸を置く。

自分でもびっくりしたが、自分の軸・価値観がはっきりすると割と行動が伴ってくるんだなと人ごとのように思った。

人生の折り返し地点だったため、なんとなくであるが人生後半のイメージが付いた。

あとはこれも大きいが、40歳まで超安定・安全の選択をしてきたので基本的な貯蓄・スキルなどがあった。

例えば、20歳くらいから生き残りの激しい仕事を選んで、40歳になっていれば、おそらくこういう選択はできていなかったと思う。

ここまで世間の定義する安定・安心をなぞってきたと言ったが、一つだけなぞれてなかったものがあった。結婚である。43歳未だ独身。

これも幸いして、割とフットワーク軽めに退職もできたことはだいぶ大きい。

折り返し地点まで安全な道で来たこともあり、人生の残り半分はやりたいことをやろうと思っている。

多分、もう安全な道にも飽きたのだろうと思う。それに、これから先、例えば50歳、60歳で後悔することはないような気もする。

今の時代、情報は色々なところで拾える。

僕らのころは情報の出所の多くはテレビであり、必要な情報を取りにいくというよりは、テレビで発信した情報の中から教務のある情報を取りに行くような感じだった。

だからこそ、自分も自分の周りも「冒険する」か「安定か」の極端な2択が普通な時代だった。

そうなるとある程度のお金を持っていることが普通の幸せだと思っていた。というか、思い込んでいた。

今はSNSを中心に自分のほしい情報にすぐにアクセスできる。

自分の場合、他の選択肢・やり方がいくらでもあることを知った。冒険せずとも色々な生き方・やり方があることを知った。冒険と安定の2択ではなく、バランス・やり方次第だと分かった。

一方で自身の価値観も40歳までの生き方を振り返って、クリアになった。

以上の2つを踏まえて、人生設計ができた。そうなると、今度は一転、50歳、60歳になって色々な選択肢があることを知ったときに、もっと若いうちに良かったなあという後悔をしたくないと思い始めた。

自身の価値観・軸を持つこと

とにかく、自分の価値観・軸をしっかりと持つことが大事だと思う。

あとは残りの機(ライフ)=貯蓄・スキルがどれだけ貯まったら、やりたいことをできる人生を送れるか(プレイできるか)を決めることも大事。

みなさんも良い時代に生きているということをラッキーと思って、楽しく自分の価値観で生活してほしいと思います。

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